生きてます。
前回のなんちゃってアジャイルのプロジェクトで設計をしないで実装していた時のことを思い出しました。
当時はとにかく時間がなく、エンジニアの脳内で「こうじゃね？」で実装を進めるというよろしくない状況だった。
なので、要件が変わると手戻りが発生して、その改修コストが高いというありさま。
そんな状況の中で、チームの雰囲気を良くして推進力を高めてくれていたのが一緒に働いていた中国人エンジニアのゴさんである。
「設計しないと自由にできて良いジャン！」
よく漫画の中の中国人キャラが語尾カタカナで表現されていたが、まさにそんな感じだ。
今思うと飛んでも発言なのだが、当時の僕たちはこの雰囲気に救われて爆笑していた。というか、笑わないとやっていけなかったのだ。
ゴさんは、実は僕が新卒の時にお世話になっていたヨさんの大学時代の友人という共通の知り合いもいたこともあり、すごく仲がいい。
このヨさんも掘れば掘るほど面白いエピソードが出てくる人なのだが、今回は割愛する。
そして実装フェーズを終えてテストフェーズを迎える。
突貫で実装していたわけだからそれはもうバグがわんさか出る。
常に稼働が高く残業祭りなのでチームはそれなりに疲弊してくるわけだ。
デスクにおいてあった仙なんとかという中国の飲み物をグイっと飲んでゴさんはこう言った。
「設計しないプロジェクトは大変ですネ～。」
すごくすごく当たり前のことなのだが、本当にその通り過ぎて笑ってしまった。
そうなのだ、設計しないプロジェクトは大変なのだ。
当たり前のことを改めて教えてくれるゴさん、さすがなのである。
